doc/YMF-262 のバックアップ(No.3)

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- 1 (2008/11/06 (木) 23:21:04)
- 2 (2008/11/06 (木) 23:34:10)
- 3 (2008/11/07 (金) 19:33:28)
- 4 (2008/11/08 (土) 17:37:09)
- 5 (2008/11/10 (月) 23:54:48)
- 6 (2008/11/12 (水) 11:41:32)
- 7 (2008/11/12 (水) 11:42:19)
- 8 (2008/11/18 (火) 00:23:18)
- 9 (2008/11/18 (火) 00:23:18)
- 10 (2015/09/02 (水) 16:07:58)

YMF262

Sound Blaster Pro II (と互換品?)に搭載されている汎用ICです。
DOSや自作系OS用のアプリを作成するための資料として自分用に整理中。

(以下書きかけです。間違っていたり誤記がある可能性があります)

スペック

同時発音数の例
- 2オペレータ18チャネル
  すべて2オペレータで使用する場合。
- 2オペレータ15チャネル+リズム5チャネル
  7～9チャネルをリズムで使用。
- 4オペレータ6チャネル+2オペレータ6チャネル
  7～9チャネルと16～18チャネルは4オペレータにできない。
- 4オペレータ6チャネル+2オペレータ3チャネル+リズム5チャネル
  7～9チャネルをリズムで利用。
  16～18チャネルは4オペレータにできない。
- 4オペレータ2チャネル+2オペレータ14チャネル
  仕様を見る限りこういう利用も可能のようだ。しかし、対応したライブラリが無いとチャネルの管理が大変そう。

I/Oアドレスマップ

サウンドカード	ベースポート
Sound Blaster Pro II	220h または 240h など(選択可)
AdLib Gold	388h

I/Oポート番号	アクセス	ポートの意味
ベース+0	R	ステータスレジスタ
ベース+0	W	プライマリインデックスレジスタ
ベース+1	W	プライマリデータレジスタ
ベース+2	W	セカンダリインデックスレジスタ
ベース+3	W	セカンダリデータレジスタ

レジスタマップ

ステータスレジスタ (ベース+0)
b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1 b0
IRQ TF1 TF2 - 0 -

データレジスタ (プライマリはベース+1,セカンダリはベース+3)

アドレス
(hex)

プライマリ

セカンダリ

01h

LSI TEST

02h

TIMER 1

03h

TIMER 2

04h

RST

MT1

MT2

ST2

ST1

4 OPERATOR MODE

05h

NEW

08h

NTS

20-35

EGT

KSR

MULTI

EGT

KSR

MULTI

40-55

KSL

60-75

80-95

A0-A8

Freq Number(L)

B0-B8

KON

BLOCK

FNum(H)

KON

BLOCK

FNum(H)

DAM

DVB

RYT

TOM

C0-C8

CNT

E0-F5

スロットの配置

2オペレータモード

チャネル	コントロールポート	スロット	スロットポート
1	A0 B0 C0	1	20 40 60 80 E0
		4	23 43 63 83 E3
2	A1 B1 C1	2	21 41 61 81 E1
		5	24 44 64 84 E4
3	A2 B2 C2	3	22 42 62 82 E2
		6	25 45 65 85 E5
4	A3 B3 C3	7	28 48 68 88 E8
		10	2B 4B 6B 8B EB
5	A4 B4 C4	8	29 49 69 89 E9
		11	2C 4C 6C 8C EC
6	A5 B5 C5	9	2A 4A 6A 8A EA
		12	2D 4D 6D 8D ED
7	A6 B6 C6	13	30 50 70 90 F0
		16	33 53 73 93 F3
8	A7 B7 C7	14	31 51 71 91 F1
		17	34 54 74 94 F4
9	A8 B8 C8	15	32 52 72 92 F2
		18	35 55 75 95 F5

4オペレータモード

チャネル	コントロールポート	スロット	スロットポート
1	A0 B0 C0 C3	1	20 40 60 80 E0
		4	23 43 63 83 E3
		7	28 48 68 88 E8
		10	2B 4B 6B 8B EB
2	A1 B1 C1 C4	2	21 41 61 81 E1
		5	24 44 64 84 E4
		8	29 49 69 89 E9
		11	2C 4C 6C 8C EC
3	A2 B2 C2 C5	3	22 42 62 82 E2
		6	25 45 65 85 E5
		9	2A 4A 6A 8A EA
		12	2D 4D 6D 8D ED

パーカッションモード
プライマリデータレジスタBDhのビット5を立てると7～9チャネル(13～18スロット)をパーカッションモードとして使用する。
パーカッションの発音はBDhを使用し、チャネル7～9は常にオフにしておく。

チャネルスロット楽器
7 13 スネアドラム
16
8 14 ハイハット
17 スネアドラム
9 15 タムタム
18 シンバル

※4オペレータモードと2オペレータモードとパーカッションモードは混在可

アルゴリズムの種類

2オペレータモード
CNT アルゴリズム (→出力) 図
0 Op.1 → Op.2 →
1 Op.1 →
Op.2 →
4オペレータモード
CNT アルゴリズム (→出力) 図
+0 +3
0 0 Op.1 → Op.2 → Op.3 → Op.4 →
0 1 Op.1 → Op.2 →
Op.3 → Op.4 →
1 0 Op.1 →
Op.2 → Op.3 → Op.4 →
1 1 Op.1 →
Op.2 → Op.3 →
Op.4 →

※両モードともOp.1のみセルフフィードバック可

テストモードと波形

WMに1を書き込むと使用可。

波形
WS	0	1	2	3
波形
WS	4	5	6	7

FM1812の存在チェック方法

AdLib公式のOPL2存在チェック方法:

タイマ1とタイマ2をリセット
レジスタ4に60hを書き込む
IRQをリセット
レジスタ4に80hを書き込む
注: IRQとタイマを同時にリセットすることは出来ない
ステータスレジスタを読む
ベース+0のポートを読み込んでその値を取っておく
タイマ1をFFhにセット
レジスタ2にFFhを書き込む
マスクを解除してタイマのカウントをスタート
レジスタ4に21hを書き込む
ウェイト
デュレイルーチンなどで最低でも80μ秒の間待機
ステータスレジスタを再度読む
ベース+0のポートを読み込み、その値を取っておく
タイマ1とタイマ2、そしてIRQを1.や2.と同じようにリセット
読み込んだ2つのステータスレジスタの値のテスト
1つ目の値は「0」で2つ目の値は「C0h」で無ければ、OPL2は存在しません。

※1: ステータスレジスタの値をE0hでANDして未使用のビットをマスクした方が良いかも知れません。
※2: いくつかのSound Blaster互換のカードでは動作しないかも知れません。

YMF-262の存在チェック方法

OPL2が存在することを確認
ステータスレジスタを読む
ベース+0のポートを読み込む。
その値を06hでマスク(AND)する
マスクした値が「0」ならばOPL3、そうでなければOPL2です。

4オペレータモードへの切り替え方法

NEWに1を書き込み4 OPERATER MODEに対応するチャネルのビットを立てて書き込みます。
チャネル1～3,10～12を4オペレータモードにするとチャネル4～6,13～15がチャネル1～3,10～12のオペレータの一部になり、チャネル4～6,13～15は使用できなくなります。

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コメント	お名前	NameLink

チャネル	スロット	楽器
7	13	スネアドラム
7	16	スネアドラム
8	14	ハイハット
8	17	スネアドラム
9	15	タムタム
9	18	シンバル

CNT	アルゴリズム (→出力)	図
0	Op.1 → Op.2 →
1	Op.1 → Op.2 →

CNT		アルゴリズム (→出力)	図
+0	+3	アルゴリズム (→出力)	図
0	0	Op.1 → Op.2 → Op.3 → Op.4 →
0	1	Op.1 → Op.2 → Op.3 → Op.4 →
1	0	Op.1 → Op.2 → Op.3 → Op.4 →
1	1	Op.1 → Op.2 → Op.3 → Op.4 →

b7	b6	b5	b4	b3	b2	b1	b0
IRQ	TF1	TF2	-		0		-