#contents ---- ~ * メモリカードのみによるBIOSの吸い出し(v3くらい~v9用) [#r43a595f] SCPH-50000(v10)以降で動作させるには、CDRブート等ができる環境が既にある必要があります。ここでは解説しません。 -用意するもの(ハードウェア) PlayStation2 (SCPH-30000あたり) 1台 SONY純正メモリーカード 8MB 1枚 メモリージャグラーUSB 1台 純正PlayStation1規格CD-ROMソフト 1枚 -用意するもの(ソフトウェア) メモリージャグラーUSB用ドライバー "ps2Linker" titleman.zip PSU File Manager 日本語ランチャーメニュー LbF.ELF PS2SaveBuilder // ... ** 0.はじめる前にメモリージャグラーUSBドライバーインストール(PS2は必要です) 純正のドライバはインストールしません。削除してください(インストール用のフロッピー自体必要ありません)。~ 先にドライバを以下からダウンロードしてください。~ http://www.hkems.com/download.htm でPS2をクリック ~ "PS2 USB memory adaptor"用ならどれでも良いのかと思われます。~ betaではなく、3Dアイコン表示も可能な"PS2 USB.zip V2.0"を使い説明していきます。~ ダウンロードしたら、展開しておいてください。 SONY純正メモリーカードPS2(以下メモカ)をメモリージャグラーUSBに挿し、PlayStation2本体にメモリージャグラーUSBを挿して、USBケーブルをつないでください。~ WindowsがメモリージャグラーUSBを認識するとドライバインストールするダイアログが表示されるので、指定する→直接指定→ディスク使用→で先ほどの展開先を指定します。 ** 1.BIDATA-SYSTEMの読み込み PlayStation2を起動させ、ブラウザ画面にしたままにする。~ PCとメモカを接続したメモリージャグラーUSBをUSBケーブルでつなぎ、ドライバに添付されているアプリ(例では"adpPrj.exe")を起動させます。~ ウィンドウが出て来るので、scanを押すとメモリカードが出てきます。そのままnextを押します。~ #ref(PlayStation2/system1.png) セーブデータをカーソルキーで選んでnextを押します。~ サイズやcode: を確認してbackupを押します。そしたら適当なファイル名で保存してください(仮に"BIDATA.psu"とします)。~ #ref(PlayStation2/system2.png) 完了すると、この画面が出てきます。~ 無事にBIDATA-SYSTEMファイルを読み込めたら次の処理です。~ ~ ※失敗した場合はUSBケーブルを抜き、アプリのEXITボタンで終了してください。また、このアプリは正常/異常終了にかかわらずしばらくタスクが残る用です(残っていても問題無いみたい)。 ~ ** 2.BIDATA-SYSTEMへの変更と追加 *** (1) TITLE.DBを作成する コマンドプロンプトを起動してtitleman.exeを実行します。~ titleman.zipはこちら(→http://atnek-2121.hp.infoseek.co.jp/TITLEMAN/)にあるようです。~ まず-cで"TITLE.DB"を新規作成し、-a 純正PlayStation1規格CD-ROMのソフト番号で追加します。~ たとえばSLPS 02663の場合は、以下のようにします(厳密にはsystem.cnf中のboot:のファイル名の様です)。 D:\PS2\saver>titleman -c titleman TITLE.DB manager - version 0.1 (中略) D:\ps2>titleman -a SLPS_066.63 titleman TITLE.DB manager - version 0.1 (中略) Adding 'SLPS_026.63' to TITLE.DB... done. *** (2) TITLE.DBと各種実行ファイルをシステム設定ファイルに追加する 今回は日本語対応ランチャーとしてLbF.ELFを使用します。~ こちら(→http://yi-ps2.hp.infoseek.co.jp/)から最新版バイナリをダウンロードしてください。~ PCSX2のメモリカードイメージからデータを吸い出すツールも上記の場所で公開されたようです。~ ~ PSU File Managerはこちら(→http://csx.jp/~studiokazama/)からダウンロードしてください。~ ~ PSU File ManagerとLbFを展開し、LbFc.ELFをBOOT.ELFへリネームしておいてください。~ そしてPSU File Managerでシステム設定ファイルに追加します。以下のコマンドを実行してください。 psu a BIDATA.psu TITLE.DB BOOT.ELF システム設定ファイル("BIDATA.psu")のファイルサイズが大きくなるのを確認して次へ。 ** 3.吸い出し先ディレクトリの作成 PlayStation2のブラウザでの扱いが"壊れたファイル"になり、メモリージャグラーUSBでも扱えないメモカになってしまうのを防ぎます。~ PS2SaveBuilderをこちら(→http://atnek-2121.hp.infoseek.co.jp/Main.htm→MAXを使用して…をクリック)からダウンロードしてきてください。~ と、思ったけど説明するのが面倒になったので、後回し(爆)。~ ~ ということで、↓こちらをダウンロードしてBIDATA-SYSTEMと一緒に転送してください。PlayStation2でBIOSを吸い出す際の保存先になります。~ #ref(PlayStation2/ps2bios.psu) (以下を省略) *** (1) バイナリエディタでELFファイルをパッチする *** (2) PS2SaveBuilderでディレクトリを作成し、ELFファイルを追加する (以上を省略) ** 4.改造したBIDATA-SYSTEMの書き戻しとメモカへのダウンロード PlayStation2を起動させ、ブラウザ画面にしたままにする。~ PCとメモカを接続したメモリージャグラーUSBをUSBケーブルでつなぎ、ドライバに添付されているアプリ(例では"adpPrj.exe")を起動させます。~ #ref(PlayStation2/saver1.png) メモカを選択した後、downloadボタンを押して、改造したBIDATA-SYSTEM("BIDATA.psu")を選択して下さい。~ #ref(PlayStation2/saver2.png) PlayStation2側であなたのシステム設定ファイルを削除していない場合、上書きを確認するダイアログが表示されます。はいを選択してください。~ もう一回downloadボタンを押して、今度は上記でダウンロードしたpsuファイルを転送してください。~ ~ 転送終了したらEXITを押して終了し、次へ。 ** 4.PlayStation2でメモカブート ここで設定した純正PlayStation1規格CD-ROMを起動させてみましょう。一瞬白くなって以下のような雰囲気の画面が出現したら成功です。~ *** 日本語にしよう まず画面が味気ないですが、日本語表示に設定しましょう。 SELECTを押してMISCで○ボタン、LANGUAGEで○ボタンです。適度に他の設定も弄ったりするのもいいでしょう。設定が終わったら、△ボタンか..で戻って保存して戻ってください。~ #ref(lbfjapan.png) FileBrowserを選択し、mc0:/、bios/、を選択しましょう。~ #ref(biosdir1.png) 赤い表示のあるmain.elfを○ボタンで実行させることができます。~ #ref(PlayStation2/biosend.png) このような画面になったら終了です。電源をリセットなりしてください。~ PlayStation2のブラウザでも確認できるくらい大きな(4MB増える)ファイルになります。~ #ref(biosdir2.png) こんな感じになりますので、後はメモリージャグラーUSBを使用して(最初のように)メモカから"bios.bin"を吸い出してください。~ PS2SaveBuilderでそのpsuファイルを開いてb.binを右クリック→extactを選択すると取り出せます。~ ~ USBメモリが使える場合はR1ボタンでメニューを出しコピーまたは切り取りを選択し、△ボタンで戻ってmass/を選択してメニューから貼り付けを選ぶとUSBメモリ等にコピーすることができます。~ ネットワークが使える場合はLbF起動直後(セレクトボタンで戻れる)の画面で→ボタンを押してPS2Ftpdを選択するとPCからftpソフトが使えます。~ が、これらに吸い出したBIOSをコピーするくらいなら直接BIOSをUSBメモリやネットワークに書き出すアプリを探した方が良いと思われます。実際メモカだと拡張ROMとか書き出せないし。~ #hr ** 実際に実行した人は何か感想を… #comment ** その他なにかコメントとかどうぞ。 #comment